キャリアプランニングとは、仕事の目標を設定し、その目標に向かってどう進んでいくかを検討、実行していくことを指します。就職活動や転職活動で、自身に合った企業を探すため用いられることが多く、理想の企業を探し出す上で欠かせない存在です。しかし、入社したらキャリアプランニングが不要になるわけではなく、入社後に改めてキャリアプランニングを意識することは非常に大事です。
常に高い意識を持ち努力を続けることは難しく、入社後に仕事に追われているうちに、いつしか目標を忘れて努力から遠ざかるケースは珍しくはありません。努力から遠ざかれば実力も周囲からの評価も上がりにくく、後々に苦労する恐れがあります。これはIT業界に限らず、どの業界でも起こり得ることですが、エンジニアとして働き始めたのであれば、改めて目標を設定し、その目標を達成するために努力を重ねるようにするのが大事です。
IT業界は新たな技術がどんどん登場する特殊な業界のため、20年後どころか10年後の業界の姿を予測することすら難しく、キャリアプランニングの目標設定で迷いやすいのが厄介なところです。明確な正解はありませんが、定番の目標としては、AI開発やセキュリティ対策に注力するなどの、特定の分野のスペシャリストを目指すことが挙げられます。ただ、IT業界は移り変わりが激しく、取り組んでいるプログラミング言語やスキルが将来的に無駄になる可能性もゼロではありません。スペシャリストを目指すのであれば、いざという時に別の道にシフトできるよう、保険をかけておくことも大事です。